先日、リビングのソファにて一人、食後のグダグダ・タイムを享受していたとき(夫は一階の書斎)。
頬杖をつきながら横になっていた私のお腹の前で、白の貴公子バードが、私のパンツの腰ヒモを噛んで遊んでいました。
いつも、決してその体に触れさせようとしない貴公子バード。
夢中になってヒモで遊んでいる姿を上から眺めていたら、ムラッとしました。
「今なら・・・」
バッ
と電光石火の早業で手を出したところ、お腹との間で、見事バードを手籠めにすることに成功!!
と同時にバードが
ギエエエエーーーー!!!
グエエエエーーーー!!!
ギエエエエーーーー!!!
と大絶叫!!
あまりの阿鼻叫喚ぶりにこっちがビックリしましたが、せっかく貴公子をこの手に握った機会をそう易々と手放す気にはなれません。
何百万もつぎこんだキャバ嬢相手に、「よくも今まで弄んでくれたなあ!! しょせん女のお前が俺の力に敵うわけないんだああ!!」と嬲る男の気持ちになりました。
しかしバードは絶叫し続けます。
ギエエエエーーーー!!!
グエエエエーーーー!!!
ギエエエエーーーー!!!
すると夫が一階からすごい勢いで駆け上がってきて、引き戸をガラッと開けると同時に「どうしたのっ!?!」と。
てっきり潰してしまったとか、大怪我してしまったと思ったらしい。そりゃそうだよね、これだけ大絶叫すれば。。。私だってビックリだよ。。。
「だ、大丈夫だよ、ちょっとバードを掴んだだけ! でもちょうど良いから爪切っちゃおう! ツメキリ持ってきてー!」
子供の頃にインコの爪を切ったら血が出てきたのがトラウマとなり、バードの伸びた爪が気になりつつも、ずっと切れていなかったのです。
でもこの機会に乗じてチャレンジ!
相変わらず阿鼻叫喚して人の指を噛みまくるバードを、なんとか「保定」。
夫も噛まれて「痛ええっ!」と叫びながら、テーブルにあった台ふきんでバードの口を覆います。そして二人がかりで、なんとか出血もなく爪を切ることができました・・・。
無邪気に遊ぶバードを出来心で手籠めにしてしまった事実は、飼い主の重要な務めである爪切りを成し遂げたことで、免罪としました。